11月24日に開催されたイベント「親子で食育!三陸と福島をつなぐ藻塩づくりを漁師と体験!」は 東北の魅力を都内赤坂から発信する『東北酒場 トレジオンポート』を会場に開催されました。
被災地で進む新しい挑戦や地域の魅力を特集記事で紹介します。
主催団体であるフィッシャーマンズ・リーグのメンバー、山徳平塚水産株式会社の平塚隆一郎氏、株式会社シーフーズあかまの赤間俊介氏のお二人に、食育の重要性や今後の活動についてインタビューをしました。
主催団体であるフィッシャーマンズ・リーグの発足やイベントを開いた経緯を、一般社団法人東の食の会の事務局長、高橋大就氏と一般社団法人RCFの伊勢数磨氏のお二人におうかがいしました。
本イベントは、東日本大震災後に岩手県・宮城県などで水産業を担うリーダーたちが中心に立ち上げられた団体、『フィッシャーマンズ・リーグ』が主催で開催されました。
「きっかけ食堂」は、毎月欠かさず東北に思いを馳せる場として開き続け、それまで縁のなかった人たちが東北に目を向けるきっかけをつくっている。「東北のことを知ってもらう」という本来の目的は、十分に果たしているといっていいだろう。
食を通して、東北を知るきっかけにしてほしい。そうした願いを込めて、京都で毎月11日に営業しているのが「きっかけ食堂」だ。魚介類や野菜、地酒などの食材を被災地の生産者から仕入れ、東北の食を提供することで、東北に思いを馳せ、さらに現地の人たちとのつながりを生み出そうという試みだ。
料理教室の参加者を集めたり、現地で手を組む協働パートナーを探したりするうえで、決定打になるような奇策があったわけではなかった。
仮設住宅の集会所にエプロン姿の女性たちが集まり、楽しく会話しながら一緒に料理を楽しんでいる。中には慣れない手つきで、悪戦苦闘している様子の男性の姿も。
愛さんさんグループが運営する自立支援特化型有料老人ホーム「愛さんさんビレッジ」。リハビリに力を入れた老人ホームと障害者雇用を両軸に据えた、共生型の複合施設である。
愛さんさんグループを率いる小尾勝吉さんが東北復興にかかわり始めたのは、石巻みなと小学校近辺にボランティアとして派遣されたことがきっかけだった。仮設住宅に住む人に挨拶をしても、さっと家の中に引っ込んでしまう人が少なくなかった様子を見て、被災した人たちが外に足を踏み出すきっかけをつくりたいと考えた。