「小高で人が暮らしてゆくために100の課題があれば、それを解決する100のビジネスを創り出す」 株式会社小高ワーカーズベース(以下、OWB)代表取締役、和田智行さん(40)の掲げるミッションだ。課題の100はキャッチフレーズ的なもので、実際は「星の数ほど。(被災の)現場に居れば当たり前のように課題は自分事になる。普通の地域では課題じゃないこと、例えば昼ご飯を食べる店が1軒も無いとか、のどが渇いたけど自販機は止まっているとか」。
被災地で進む新しい挑戦や地域の魅力を特集記事で紹介します。
東日本大震災の地震と津波で人口の7%超の命が失われ、全8069世帯の99・5%が被害に遭った。被災地の中でも極めて甚大な打撃を受けた陸前高田市。一般社団法人「マルゴト陸前高田」(以下、マルゴト)のメンバーは、世界史上稀な、マイナスからの地域おこしのため、被災前の面影をたどれないほど破壊し尽された沿岸部や山間部を日々、車で走り回っている。
東日本大震災の地震と津波で人口の7%超の命が失われ、全8069世帯の99・5%が被害に遭った。被災地の中でも極めて甚大な打撃を受けた陸前高田市。一般社団法人「マルゴト陸前高田」(以下、マルゴト)のメンバーは、世界史上稀な、マイナスからの地域おこしのため、被災前の面影をたどれないほど破壊し尽された沿岸部や山間部を日々、車で走り回っている。
第1弾は、起業家への活動場所提供、市民参加型のプロジェクト創出イベント「浜魂(ハマコン)」の開催などで地域の課題解決に取り組むプレーヤーを発掘・育成している福島県いわき市のNPO「TATAKIAGE Japan」(以下、TATAKIAGE)です。
第1弾は、起業家への活動場所提供、市民参加型のプロジェクト創出イベント「浜魂(ハマコン)」の開催などで地域の課題解決に取り組むプレーヤーを発掘・育成している福島県いわき市のNPO「TATAKIAGE Japan」(以下、TATAKIAGE)です。
最後に、これまでの「みちのくみっけ」全体を振り返ります。東北各地を巡り、地域のために自ら動き出す人々に触れるなかで、感じたこと、気づいたことを改めてまとめました。記事を読んで、東北のことをもっと知りたいと思ってもらえたら嬉しいです。
「みちのくみっけ」も遂に最終回を迎えました。最終回では、これまでと趣向を変え、東京都内で新しい東北の動きに触れられる場所を掲載します。生産者直送の逸品を味わえる浜焼きバルのお店をはじめ、岩手・宮城・福島県のアンテナショップなど様々な場所を紹介しています。
2日目は、三陸ひとつなぎ自然学校が提供する体験ツアーやプログラムに参加しました。世界遺産にもなった橋野鉄鉱山をスノートレッキングで回り、被災時の様子を説明してもらいながら避難道を歩き、ぬりえをしたマグネットで仮設住宅を彩りました。外から自然と人を受け入れる文化のある釜石では、町のために動ける人同士のつながりが今後もますます広がっていきそうです。
第9回は、歴史的な製鉄の町・釜石を訪問し、震災後に再建した鉄工所で鉄のものづくりを体験しました。町の中心部や周辺部の復興の様子を見て回った後、夜は民泊で地元産品を使った郷土料理をいただきました。
2日目も、会津型の染色技法見学や重要文化財指定の神社参拝、会津木綿製品のお土産購入など、会津の伝統を満喫しました。震災の直接的な被害こそ少なかったものの風評被害にさらされてきた会津地区ですが、美味しい郷土料理や伝統的な文化・街並みなど、たくさんの魅力が詰まっていました。