一般社団法人はまのね 代表理事 / 一般社団法人おしかリンク 理事 亀山貴一
1982年、宮城県石巻市蛤浜で生まれる。宮城県水産高校、宮崎大学、石巻専修大学院を修了後、母校の水産高校に教師として勤務。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた故郷の蛤浜を再生するため、2012年3月に「蛤浜再生プロジェクト」を立ち上げる。2013年3月、水産高校を退職するとともにカフェ「はまぐり堂」をオープン。2014年4月に一般社団法人はまのねを設立。カフェのほかに、マリンレジャーや、水産業・林業・狩猟の6次産業化など様々な事業を展開。2015年2月には一般社団法人おしかリンクを設立し、牡鹿半島の情報発信やツーリズムなどにも取り組んでいる。
ー”あれから” 変わったこと・変わらなかったことー
なぜ人口5人の集落に年間15,000人が足を運ぶようになったのか
妻をはじめとする大切な人たち、大好きだった故郷・蛤浜が津波に飲み込まれたあの瞬間、私を取り巻く環境はすべて一変した。あまりにも変わり果てた浜の光景は、まるで映画の世界のようだった。今でも「本当に現実だったのか」という思いが、ふと頭をよぎることがある。
(2017年10月11日掲載)