【Beyond 2020(35)】被災地で過ごした20代。”豊かさ”の原点がここにあった

東北復興新聞


一般社団法人まるオフィス 代表理事 加藤拓馬

一般社団法人まるオフィス 代表理事 加藤拓馬氏


1989年、兵庫県生まれ。2011年3月、早稲田大学卒業。宮城県気仙沼市唐桑地区でボランティア活動を開始。同地区に移住し、2012年にまちづくりサークル「からくわ丸」を設立。住民と地域の魅力を再発見する「あるもの探し」活動やフリーペーパーの作成・発行などを実施。2015年、まちづくり会社の一般社団法人まるオフィスを立ち上げ、「地域協育」「移住推進」「若者支援」を軸に様々な事業・プロジェクトを展開している。気仙沼市役所でまちづくり担当の嘱託職員を務めたほか、気仙沼市移住・定住支援センターMINATOのセンター長も兼ねる。


ー”あれから” 変わったこと・変わらなかったことー

”瞬間最大交流人口”の中に僕もいた

あの震災の後、三陸沿岸部には歴史が始まって以来の瞬間最大交流人口が生まれたのではないか。国内外から多くの人、しかも様々な立場や年齢、スキルをもった人が一斉に押し寄せ、復興や社会課題解決の実験場となり、あちこちで様々な変化が起きている。


(2018年3月14日掲載)


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