【Beyond 2020(5)】生き方を問い、志を実現する。多様な「幸福論」が生まれる未来をつくろう

東北復興新聞


NPO法人アスヘノキボウ 代表理事 小松洋介

NPO法人アスヘノキボウ 代表理事 小松洋介氏


1982年生まれ、仙台市出身。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。震災後、宮城県内でボランティア活動に従事した後、半年後の2011年9月に退職し、女川町を拠点に本格的に復興支援活動を開始。2013年、NPO法人アスヘノキボウを立ち上げ、行政や企業などと連携しながら、町内の起業支援や移住者誘致をはじめとする人材育成、産業振興など数々の事業を展開。2015年春には、JR女川駅開業とともに駅前にコワーキングスペースなどの機能をもつ交流施設「女川フューチャーセンターCamass(カマス)」を開設。2014年、雑誌AERAの「日本を突破する100人」に選出。翌年、日本青年会議所の「人間力大賞 経済産業大臣賞」を受賞。2017年、復興庁「復興・創生顕彰」を受賞、日本財団主催の社会課題解決に挑む革新的なリーダー「ソーシャルイノベーター」に選出。


ー”あれから” 変わったこと・変わらなかったことー

「好き」が集まるサードプレイスに

震災を境に生じた大きな変化は、一人ひとりの多様な「幸福論」が東北を中心に生まれたことではないだろうか。「何のために、どう生きるのか」を自問し、「自分の気持ちに素直に、自らの意思で未来を選択する」と自答して行動する人が次々と誕生した。それは、世の中で一般的に「よい」と言われてきた人生の選択肢が、大きく変わったことでもある。


(2017年8月29日掲載)


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