被災地で進む新しい挑戦や地域の魅力を特集記事で紹介します。

2023年11月21日(火) Fw: 東北Fan Meeting 2023 Cheer Up! Project Vol.2 「う米めん」で実現する安心安全でおいしい食卓 〜子どもが喜ぶグルテンフリー食材の拡げ方とは を開催しました。

014年6月、「『きずな・安心・活力』を取り戻し、町民が誇りを持てる魅力あるまちづくり」を目指して設立された復興まちづくり会社「一般社団法人ならはみらい」。町民で結成される「なにかし隊」、町外の人々で構成される「ならは応援団」という独自組織をつくり上げた他、起業を考える人たちなどへ向けた施設「CODOU」をオープンさせるなど移住定住促進事業にも力を入れ、楢葉町の新たな環境づくりに励んでいる。

2017年に脱サラして妻の実家の家業を受け継ぐ形で就農。そこから川俣町と近畿大学で推進してきた復興プロジェクト「アンスリウム栽培」に着手する。農業未経験という立場ではあったが、周囲のサポートも得て、順調に出荷数を増やしていく。2021年に法人化し、現在では観光農園や体験農園などの設備も整えるなど、新しい農業スタイルの構築を続けている。

個人事業主としてIT人材の育成、Webサイトの制作、キッチンカー「Odaka Micro Stand Bar」の運営などを行っていた森山貴士氏が2017年に設立。2023年7月からはカフェ併設のパン屋とワークスペースを兼ね備えた「アオスバシ」をオープンさせ、さらなる人材交流とIT人材育成などに尽力している。

2008年の大型観光キャンペーンを機に2009年に一般社団法人化し、地域の旅行会社として観光による町づくりの中核を担う。東日本大震災後は福興市や語り部ガイドによる学びのプログラムを実施するなど、他の被災地に先駆けて外部の人を受け入れた。大手旅行会社と開発した防災・震災学習プログラムは、地域相場の10倍という価格設定であったものの、全国の多くの団体から参加申し込みがあった。安定的な運営体制でニーズに応じたプログラムを展開し、実績は右肩上がりで2023年度は過去最高の売り上げになる見通し。

1957年創業。看板商品の「鯨大和煮」をはじめ、石巻で水揚げされる魚介を使った水産加工品を製造、販売。東日本大震災で工場と社屋は全壊し、がれきの中から見つかった缶詰を義援金のお礼として配布したところ「希望の缶詰」として話題を呼び、24万缶分ほどを義援金に換える。工場再建後は水産にこだわらず続々と新商品を開発しヒット商品を生み出す。さまざまな企業などとのコラボレーションも積極的に行い、アイドルグループ「いぎなり東北産」とのコラボ商品は高い購買率につながった。

2008年創業。システム、ソフトウエアの開発やコンサルティングを行う。東日本大震災後、ITで被災地を支援しようと水産ICTの分野に参入。「マリンIT」を研究していた大学教授から海洋観測ブイの提供を受け、海洋データ閲覧アプリ「ウミミル」を開発。NTTドコモ、海洋機器メーカーと3社共同で実用化を進め、2023年までに全国の海にICTブイ100基以上を導入。その挑戦と成果が評価されて受託業務も増え、異業種連携プロジェクトからも引き合いがある。

2013年2月に設立したNPO法人みやっこベースは、地域の子どもたちの遊び場や居場所づくりをはじめ、学習支援、高校生ボランティア活動のサポートなどを行う。2014年にはコミュニティースペース「みやっこハウス」を開設。そこで高校生らが議論を行う「高校生サミット」では、10件以上のアイデアが実現した。他にも将来の地元での働き方を体験する「地元修学旅行」や、小学生が社会の仕組みを学べる体験プログラム「みやっこタウン」なども展開。

「日本一の海岸美」といわれる大断崖がある田野畑村において、2008年に設立。観光客に地域の多面的な魅力を伝えるため、小型船によるクルーズなど、自然・文化を満喫できる体験プログラムを提供している。東日本大震災によって船が流失したものの、「震災後も変わらぬ街を見てもらいたい」という思いから、3カ月後にはプログラムを再開。被災者による語り部プログラムなども新たに開発し、参加者数を伸ばしている。

品質の高い三陸の魚介を全国に流通させるため、2001年に鮮魚のネット販売を始め、2004年に法人設立。船上のネットカメラで漁を中継するなど、ICTを活用した直販事業を展開していたが、東日本大震災をきっかけに冷凍に着目。鮮度を維持する冷凍方法を生かし、流水ですばやく解凍できる冷凍刺身「CAS刺身個食パック」を開発した。コロナ禍で品質の良い魚介を好きな時に欲しい量だけ仕入れたい飲食店からの引き合いもあり、ヒット商品に。現在は海外展開に乗り出すとともに、市場に出回らない魚の活用も進めている。

リフォーム会社の一部門が独立する形で、2011年9月に設立。就労支援事業所として障害者を雇用し、個々の特性を生かし、ポーチやバッグなどの裂き織り製品の製造を手がける。さんさ踊りの衣装を再利用したカラフルな裂き織りが特徴で、小物雑貨などで若者世代にも認知を広げている。SDGsの観点から業界問わず企業からの関心も高く、国内の大手ブランドとコラボレーションを続々と展開。障害者に対する偏見や差別をなくすこともミッションに掲げ、取り組みを進めている。

2023年3月1日(水) Fw:東北Fan Meeting 2022東北デジタル創生塾Vol.10 デジタル活用で再構築される市民参加のプロセス ~「まちづくり参加スペース釜石市版Decidim」の事例から考える を開催しました。

2023年2月14日(火) Fw:東北Fan Meeting 2022東北デジタル創生塾Vol.9地域プロモーションでのデジタル活用の道を探る~地域ブランド×地域産業データ×地元人材で挑む宮古市の事例から考える を開催しました。

2023年1月25日(水) Fw:東北Fan Meeting 2022東北デジタル創生塾Vol.8 草の根で目指すデジタルデバイド解消の方策とは ~陸前高田市の事例から地域活動としての広がりを考える? を開催しました。

2022年12月23日(金) Fw:東北Fan Meeting 2022東北デジタル創生塾Vol.6 東北で支える中小企業のデジタル化支援の道~地場企業へのクラウド活用の事例から考える を開催しました。