フリーランス編集者 木下真理子
1977年、福島県福島市生まれ。地域情報誌「dip」の編集長を7年間務める。東日本大震災後は、ap bankとのコラボレーションプロジェクト「Meets 福しま」で、震災と原発事故で揺れる福島の等身大の姿を伝える活動を展開。また、福島市内でコミュニティスペース「りんごハウス」を運営。2013年からは福島市発行の季刊誌「板木」の編集長に就任、福島の伝統や風習を伝える。現在はフリーランスで編集やライター業、写真撮影などをしている。
ー”あれから” 変わったこと・変わらなかったことー
「国」「社会」とは何か
「放射能って何?」「死ぬかもしれないの?」。原発事故や放射線量に関する得体の知れない言葉が飛び交い、不安と混乱が渦巻く。「これはフィクションなのでは?」。事故からの数カ月間は、まるで映画やドラマの世界にいるみたいだった。
(2018年3月11日掲載)